絶景スポット・蔵王へのお得な行き方とは?グルメ&プチ観光を楽しめる「SA・PA」を見逃すな!
四季折々の絶景が楽しめる"蔵王"。本記事では蔵王へのお得な行き方と、高速道路の休憩所であるSA・PAで楽しめる人気のグルメをご紹介。この記事を読めば、高速バスの旅がもっともっと楽しいものに変わりますよ!
絶景スポット"蔵王"ってどんなところ?
蔵王連峰(以下、蔵王)は、東北地方の宮城県と山形県の県境に位置する連峰の1つ。温泉やスキー場が点在しており、春・夏は緑豊かな自然を、秋には紅葉を、冬にはスノーレジャーを楽しみに多くの人が訪れる観光スポットです。
蔵王の冬の絶景として知られているのが樹氷(じゅひょう)。樹氷とは冷やされた霧状の水滴が、木の枝について凍ってできる白色の氷のこと。蔵王は日本でも珍しい樹氷を楽しめる場所です。
蔵王へはどうやって行くのがお得?
東京から蔵王へ向かうオススメの交通手段が高速バス。旅費を安く抑えられるうえ、道中の楽しみもあって"お得"なんです。
高速バスを使って行く方が"お得"なワケとは?
1.料金が安い
蔵王へは宮城県側と山形県側からアクセスできますが、樹氷を見る場合は後者がオススメ。交通費を比べると、高速バスの費用は新幹線を使った場合の3分の1。時間はかかりますが、安く行きたいなら高速バスを利用しない手はありません!
参考価格:
高速バス:東京駅→(高速バス)→山形駅→(バスに乗り換え)→蔵王温泉バスターミナル=3,800円〜
新幹線:東京駅→(新幹線)→山形駅→(バスに乗り換え)→蔵王温泉バスターミナル=12,340円〜
2.休憩施設で観光気分を楽しめる
日本の高速道路にはSA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)と呼ばれる休憩施設があり、高速バスも立ち寄ります。清潔でウォシュレットを搭載したトイレがあるうえ、ご当地グルメ(※1)を楽しめるフードコートやおみやげ、飲み物を購入できる売店も。
新幹線なら通りすぎてしまいますが、高速バスならSAでその土地の文化にふれることができ、旅をもっと楽しめるのです!
※1:ご当地グルメ……地域の特産品を利用した伝統料理や町おこしの一環で作られた料理のこと。
3.時間を有効活用できる
高速バスなら、東京を深夜に出て山形に朝着く便もあります。宿泊費が浮くうえ、朝から観光を楽しむことも! 24時間営業の売店やフードコートがあるSAもあるので、深夜便のバスに乗っても運がよければ観光気分を味わえるはずです。
東京から蔵王への高速道路上にある
オススメSA・PAと人気グルメ情報をご紹介!
①佐野SA(下り線)
東京から蔵王へ向かう途中にあるのが、東北自動車道の中で比較的大きな休憩施設・佐野SA(下り線)。
画像提供:ネクセリア東日本
佐野SAのある栃木県佐野市の名物が「佐野ラーメン」です。施設内ではラーメンの麺を打つ様子も見ることができますよ。
■佐野SAの人気グルメ1:らーめんケーキ
見た目の面白さで人気なのが、ラーメンをモチーフにしたスイーツ。味は食べてみてのお楽しみ。地元のケーキ屋さんとコラボしたケーキなのでおいしさは保証付きです。税込390円/個。
■佐野SAの人気グルメ2:いもフライ
地元、佐野市の名物「いもフライ」は人気No.1商品。蒸したじゃがいもにパン粉を付けて揚げ、ソースをかけています。税込250円。
■佐野SAの人気グルメ3:おとめミックスソフト
栃木県産のブランドイチゴ「とちおとめ」の甘酸っぱさと、濃厚なバニラ味を一緒に味わえるソフトクリームです。税込365円。
②安達太良SA(下り線)
下り線のもう1つのオススメ施設が安達太良SA(下り線)です。"日本百名山"の1つ、安達太良山を一望できる眺望台が併設されているSAです。
©円谷プロ
敷地内には「ウルトラマンティガ」の高さ3mの立像と、ウルトラマンキャラクターでデコレーションした自動販売機が並んでいます。記念撮影を楽しみましょう!
■安達太良SAの人気グルメ1:ももソフト
安達太良SAのある福島県の特産品である桃の果汁を使用したソフトクリーム。甘さ控えめで男性にもオススメです。税込350円。
■安達太良SAの人気グルメ2:伊達鶏しょうゆカツバーガー
福島県の地鶏・伊達鶏(だてとり)を使ったバーガーも大人気。むね肉に衣をつけて揚げた"カツ"に特製醤油ダレをからめた、和風の味付けです。税込390円。
■安達太良SAの人気グルメ3:あだたらのもも鬼ちゃん カステラ焼
スポンジ生地に、福島県産の桃の果汁を使用した桃餡がぎっしりと詰まったカステラ焼。可愛い焼き印が押されています。1箱8個入り 税込864円。
③国見SA(上り線)
蔵王から東京へ戻る道中にあるのが、国見SA(上り線)。宮城県と福島県の県境付近にあり、南東北地方のみやげものが手に入る施設として知られています。
■国見SAの人気グルメ1:牛タンつくね
牛タンと鶏ひき肉を練って作った"つくね"を直火で焼き上げ、塩・コショウで味付けしたもの。お好みで醤油をかけても。ボリューム満点の一品です。税込350円。
■国見SAの人気グルメ2:桃ジャムパン
「桃ジャムパン」には福島県産の桃ジャムがたっぷり。甘いもの好きにはたまりません。税込257円。
■国見SAの人気グルメ3: 鬼ももちゃんクッキー
国見SAのキャラクター「鬼ももちゃん」が描かれたクッキー。絵本型の箱は、食べ終わったら飾っておいても可愛いですよ。1箱14枚入り 税込756円。
④那須高原SA上り線
栃木県にある人気施設、那須高原SA (上り線)。那須は避暑地として知られる場所で、「御用邸」と呼ばれる皇族の静養地もあります。
同SAのシンボルは、アメリカのサンフランシスコで実際に走っていた車両を利用したトロリーバスの売店です。
■那須高原SAの人気グルメ1: 森林ノ牧場ソフトクリーム
地元にある「森林ノ牧場」のジャージー牛乳を100%使用したソフトクリームは、濃厚な牛乳のコクを味わえると人気。税込410円。
■那須高原SAの人気グルメ2:トロリーバスワッフル
バス型に焼き上げたワッフル。バターの風味が口いっぱいに広がります。税込200円。
■那須高原SAの人気グルメ3:那須御養卵の出し巻き玉子串
ブランド卵・那須御養卵を使用し、甘めに味つけをした卵焼き卵の濃厚な味を楽しめます。税込260円。
⑤羽生PA(上り線)
羽生PA(上り線)は、日本の時代小説『鬼平犯科帳』の世界観を再現した施設「鬼平江戸処」で人気を集めています。
こちらの売店は江戸時代の町並みを再現しており、見て歩くだけで楽しめます。
■羽生PAの人気グルメ1:お好み鯛焼き
「たい焼き」とは和菓子のことですが、こちらではキャベツとベーコンが入った食事風の「お好み鯛焼き」が人気。税込220円。
■羽生PAの人気グルメ2:両国 鳥幸の焼き鳥
有名焼き鳥店「両国 鳥幸」の焼き鳥は、もも・皮・つくねの3種類。味比べを楽しんでみては? 税込170円~/本。
■羽生PAの人気グルメ3:盗人ごまだれ餅
日本の昔の泥棒がよく使ったとされる唐草模様の風呂敷(※2)をモチーフにした商品。濃厚なごまだれをやわらかな餅で包んでいます。1箱12個入り 税込560円。
※2:風呂敷……ものを包んで運ぶための正方形の布のこと。
高速バスの旅をもっと楽しもう
ご紹介したグルメの中で、食べてみたいものはありましたか?
どれもその土地を訪れなければ味わうことのできないものばかり。高速バスの旅は時間がかかりますが、新幹線や飛行機のように目的地に直行しないので、道中の旅も楽しめるのが魅力です。
高速バスを利用して旅をするときはぜひ休憩時間にSA、PAへ降りて、観光気分を楽しんでみてくださいね。バスを降りるときは、バスの発車時間と、停車位置を確かめるのをお忘れなく!
※ご紹介している商品情報は、2017年10月の取材時のものです。
※本記事はオススメのSA・PAを紹介しています。高速バスが停車する施設が異なる場合があります。ご了承ください。上り線(東京へ向かう線)と下り線(東京から地方へと向かう線)では施設が異なります。扱う商品も異なる場合がありますのでご注意ください。
Photos and text by Kazuma Takahashi. Scenery photos by Shutterstock.
Sponsored by Nex-area Company Limited